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MORITA CP416

更新日:2021年1月21日


1989年のホッカイ州放棄と、それに伴う国境線後退で本社を北トーホク州アオモリ郡からトーカイ州オワリー郡に移したモリタ・アームズが、会社の再生と威信を賭けて発表した回転式拳銃が、“P416(ポリス 416)”です。

それまではもっぱらクローン製造に専念していたモリタ・アームズですが、“P416”の設計、製造のために多額の予算を投じ、日本企業としては異例の世界的ヒットとなりました。


本記事で紹介するのは、そんな“P416”の2インチモデルであり、1999年に発表された“CP416”です。


“CP416(コンパクト・ポリス 416)”の名が示すとおり、本製品のバレルは非常に短く切り詰められており、もともと小型であったP416のコンシールド性をさらに高めています。


グリップはモリタ独自規格の樹脂製で、握った際の吸い付きが考慮されています。


さらに、P416ではオプションとされていたピストルランヤードリングが標準装備とされ、真に警察(ポリス)向けの拳銃に進化を遂げました。


特徴的なのはサイトで、なんとフロント、リア双方がアジャスタブルとなっています。ただし、こちらの機能については現場からの苦情が多く寄せられたため、のちのGen2(第2世代)では固定式に改められました。


弾種のバリエーションが豊富な本製品ですが、なかでも .40S&Wモデルこそ、最もセールス的に成功した“CP416”と言えるでしょう。

この .40S&Wモデルは国内だけでも北は連邦国防軍 独立日ソ停戦監視団、南はナハ市警察に至るまで、数え切れないほどの組織への採用を獲得しています。

.40S&Wモデルの次に人気なのが .45ACPモデルであり、.38Spcモデル、9mm Lugerモデルが後に続きます。

いずれも国内シェア30%以上を誇っており、官民問わず愛される“CP416”は、まさにモリタの“顔”と言うべき名銃なのです


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